🆘 海外トラブルが不安? 盗難・急病・パスポート紛失・詐欺…その場で頼れるトラベルAIレスキュー。 詳しく見る 2026年9月24日に、交通部中央氣象署地震測報中心と外務省海外安全ホームページ、内政部消防署などの公式情報を確認して書いています。 警報の発表基準や運用は変わることがあるので、出発前に中央気象署の公式サイトで最新版を見ておくと安心です。
台湾で地震に遭っても、過度に心配する必要はありません。台湾では、日本の気象庁にあたる中央気象署が、震度4以上と予想される地域に向けて「国家級警報」と呼ばれる緊急速報を携帯電話へ一斉に送る仕組みを、すでに整えているからです。地震の発生からおよそ20秒後、対象地域にあって条件を満たした端末には、強制的に警報音とメッセージが表示されます。この記事では、国家級警報が実際に旅行者のスマホにも届くのか、警報が鳴ったときに何をすればよいか、台湾の震度の数え方は日本とどう違うのか、そして地震後の高鉄・台鉄はどんな基準で止まるのかを、中央気象署や外務省など公式情報から確認しました。
台湾の「国家級警報」は気象署が地震直後に出す速報です
台湾の「国家級警報」は複数ある警報の総称で、地震のほかに大雨・道路の通行止め・ダムの放流・土石流・伝染病など、危険が迫ったときに政府が発信します。地震の警報を出すのは、中央気象署地震測報中心です。地震を検知すると、震央に近い観測点の数秒分のデータから震央位置・深さ・規模をまず計算し、その情報を国家災害防救科技センター(NCDR)経由で国内の通信各社に送信。国家通訯伝播委員会(NCC)の調整のもと、警報の対象地域にある基地局が起動し、携帯電話へ一斉に警報を配信するという流れです。
配信の基準は、気象署の公式解説で次のように公表されています。
- 推定規模5.0以上で、震度4以上と予想される県市
- 推定規模6.5以上で、震度3以上と予想される県市
この基準を満たすと、地震発生からおよそ20秒あまりで、対象地域の基地局圏内にある端末に警報が強制的に届きます。震央に近い場所では、すでに揺れが始まってから警報が鳴ることもある一方、震央から離れた場所では数秒から十数秒の猶予が生まれる仕組みです。
日本のeSIMでも、震度4以上の地域にいれば届きます
この仕組みは「細胞広播(セルブロードキャスト)」という技術を使っています。個々の契約者を選んで送るメールやSMSとは違い、対象エリアの基地局から、その電波を受けているすべての端末に一斉配信する方式です。気象署の説明でも、この通信規格(CBS)に対応した端末であれば受信できるとされており、契約している通信会社がどこかは条件になっていません。つまり理屈のうえでは、日本で用意したeSIMでも、現地で当日購入したSIMでも、対象地域で台湾国内の4G・5G網につながっていれば、同じ警報を受け取れることになります。
ただし、旅行者が知っておくべき制約が2つあります。ひとつは、警報の文面が中国語であることです。英語や日本語が必ず添えられるとは公式に確認できませんでした。文字が読めなくても、警報には特有の強い音と振動が伴います。台北市消防局は、この音と振動こそが本物の警報といたずらメッセージを見分ける決め手だと案内しています。文面を読み解こうとするより、独特な音が鳴った瞬間に身を守る行動へ移るほうが確実です。もうひとつは、スマートフォン側の「緊急速報」受信設定がオフになっていると届かない点です。多くの端末は購入時から設定がオンになっていますが、心配な場合は出発前に一度、設定を確認しておくと安心です。
警報が鳴ったら、まず低い姿勢で頭と首を守ります
内政部消防署は、地震の瞬間にとるべき行動を「趴下・掩護・穩住」(伏せる・かばう・動かない)の3動作にまとめています。屋内にいるときは、あわてて外に飛び出そうとせず、丈夫な机の下に入って脚をつかみ、頭と首を守るのが基本です。近くに机がなければ、窓ガラスや倒れやすい大きな家具から離れ、頭上から物が落ちてこない場所でしゃがみましょう。屋外にいる場合は、無理に建物の中へ駆け込む必要はありません。ビルの壁際や自動販売機、街路樹の下から離れ、かばんなどで頭を守りながらその場でしゃがむのが安全です。
エレベーターの中では、すべての階のボタンを押します
台北市消防局の防災教育館は、エレベーターの中で強い揺れに遭ったときの対応も案内しています。まず姿勢を低くしてしゃがみ、すべての階のボタンを押します。最初に停止した階で、迷わず降りてください。万が一そのまま閉じ込められた場合は、非常呼び出しボタンで助けを呼べば大丈夫です。海沿いや海水浴場の近くにいる場合は、外務省が「津波を警戒し、高台に避難するなどの措置を」と案内しています。実際、台湾では2016年に台南で震度7、2018年と2019年に花蓮で震度7の地震が起き、2024年4月にも花蓮で最大震度6強を記録しました。いずれも津波は発生しませんでしたが、海に近い場所にいるときほど、揺れが収まった直後に高い場所へ移動する判断を優先してください。
台湾の震度は日本と同じ10段階、でも算出の式は別です
台湾の震度階級は2020年1月から新しい制度に切り替わり、0級・1級・2級・3級・4級・5弱・5強・6弱・6強・7級の10段階になりました。中央通訊社の報道によると、この新制度は日本や米国の仕組みを参考に設計されたもので、5級と6級をそれぞれ「弱」「強」に分けた点も、日本の気象庁の震度階級と同じ構成です。ただし、震度5以上を算出する際の基準は、揺れの速度(地動速度)を独自の数値で区切って決めており、日本の気象庁とまったく同じ計算式ではありません。台湾で「震度5弱」という表示を見ても、日本で体感する震度5弱とぴったり同じ強さとは限らない、と覚えておくと誤解を避けられます。
高鉄・台鉄は震度で速度を落とし、安全が確認できるまで動きません
台湾高速鉄道(高鉄)は、沿線の信号設備に地震計を設置しており、震度4に相当するおよそ40ガル以上の揺れを検知すると、司令センターと走行中の全列車に自動で信号が送られます。係員が設備の異常がないか確認したうえで、まず速度を制限して走行し、安全が確認でき次第、段階的に通常速度へ戻す運用です。台湾鉄路(台鉄)についても、複数の台湾メディアの報道によれば、震度3では時速25キロ以下、震度4では最初の列車が時速30キロ、2本目以降は時速60キロで慎重に走行しながら設備を点検し、震度5強以上ではいったん停止して指示を待つという、段階的な対応が取られています。地震の直後に高鉄・台鉄が急に減速したり止まったりしても、それは安全のための正常な手順です。運行状況は各社の公式サイトやアプリで確認できるので、慌てず最新情報を待ちましょう。
けがや急病は119番、言葉が不安なら112番が助けになります
地震でけがをしたときや急病のときは、日本と同じ119番で消防・救急につながります。警察は110番です。中国語に自信がなくても、台北市・台中市・高雄市には24時間対応の外国人専用窓口があります。
- 台北市政府警察局外事服務站:02-2556-6007
- 台中市政府警察局外事科外僑服務専線:0922-958-110
- 高雄市政府警察局外事科外事服務站:07-215-4342
また、112番は電波さえ入っていればSIMカードなしでもかけられる緊急番号で、中国語と英語の音声案内が流れます。案内に従って「0」を押せば警察(110番相当)、「9」を押せば消防・救急(119番相当)につながります。ケガや事件以外で生活面の相談をしたいときは、内政部移民署の外国人向け生活相談ホットライン「1990番」が24時間、日本語・英語で対応しています。
2026年9月21日の全国訓練で、今も現役の仕組みだと確認できました
国家級警報の仕組みは、過去の話ではありません。中央気象署は2026年9月21日午前9時21分、1999年の台湾大地震を教訓とする「国家防災の日」に合わせて、全国の携帯電話へ試験警報を送信しました。メッセージは「伏せる・かばう・動かない」の姿勢を1分間続けるよう呼びかける内容で、続けて午前9時30分には沿岸部への津波警報の試験、午前10時には解除の試験メッセージまで、一連の流れが実際に配信されています。数日前まで現役で動いていたシステムだと確認できたので、旅行前に身構えすぎる必要はありません。仕組みと行動さえ知っておけば、台湾の地震にも落ち着いて対応できます。
地震のときトラベルAIレスキューはどう役立つか
トラベルAIレスキューは、台湾の警察・消防救急の連絡先を、国番号付きですぐに電話できる形でアプリ内に用意しています。また「地震でけがをしました」「閉じ込められました」といった内容を現地語のカードで表示できるので、駆けつけた係員や周囲の人に、言葉が通じなくても状況を即座に伝えられます。そして何より、AIが会話の内容から被害状況のサマリーや保険会社への連絡文をその場で作成。パスポート番号や宿泊先の住所を端末内に保存しておけば、通信が混雑して電波がつながりにくいときでも取り出して確認できます。SIMがつながらないときのオフライン診断も備えています。有人での24時間対応や海外旅行保険とは違いますが、揺れが収まった直後の不安な時間に、あなたのそばで状況の整理を手伝います。(地震発生時の避難の判断そのものは、現地当局の呼びかけと国家級警報の指示に従ってください)
参照した情報源
- 交通部中央氣象署地震測報中心「有關『災防告警服務』(PWS)與氣象署地震相關資訊之說明」.https://scweb.cwa.gov.tw/zh-tw/pws/info_d/2,(2026-09-24閲覧).
- 交通部中央氣象署地震測報中心「地震百問-86. 中央氣象署強震即時警報對外通報的方式與管道,目前有哪幾種?未來發展的規劃為何?」.https://scweb.cwa.gov.tw/zh-tw/guidance/faqdetail/100,(2026-09-24閲覧).
- 外務省 海外安全ホームページ「台湾:安全対策基礎データ」.https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_008.html,(2026-09-24閲覧).
- 中華民國内政部消防署「119、112」.https://www.nfa.gov.tw/cht/index.php?code=list&flag=detail&ids=66&article_id=795,(2026-09-24閲覧).
- 臺北市政府消防局防災科學教育館「地震可能造成的危險環境」.https://fsm.119.gov.taipei/w/fsm119/Earthquake_21103013094789532,(2026-09-24閲覧).
- 内政部消防署消防防災館「在室內時該怎麼避難呢?」.https://www.tfdp.com.tw/cht/index.php?code=list&flag=detail&ids=52&article_id=121,(2026-09-24閲覧).
- 中央通訊社(CNA)「地震震度分級一圖看懂 5級6級細分強弱」.https://www.cna.com.tw/news/firstnews/201912180092.aspx,(2026-09-24閲覧).
- 台灣高速鐵路股份有限公司「災害預防」.https://www.thsrc.com.tw/ArticleContent/c690cfa7-597a-4f27-917e-00ca68de01e7,(2026-09-24閲覧).
- Focus Taiwan(中央社英語版)「CWA tests earthquake alert on National Disaster Prevention Day」.https://focustaiwan.tw/society/202609210004,(2026-09-24閲覧).
- TVBS新聞網「規模6.1強震夜襲!台鐵8路段降速 列車大延誤」.https://news.tvbs.com.tw/life/3193233,(2026-09-24閲覧).
🆘 読むだけで終わらせない。もしもの備えを。
トラベルAIレスキューは、盗難・急病・SIMトラブル等の緊急時に頼れる旅行AI。被害届の下書き・現地語カード・貴重品の端末内保管まで。eSIMとセットで格安。
トラベルAIレスキューを見る